「勝ちを求める姿こそ自分である」ボクサー・柳尾美佳選手が挑戦し続ける理由。

「様々な性の今ない選択肢を増やす」を掲げるポータルサイトCHOICE.

今回は、ボクシングという厳しい勝負の世界に身を置きながら、LGBTQ+当事者として自身の生き方を発信し続ける柳尾美佳選手にインタビューを行いました。

自衛官からプロボクサーへという異色の経歴を持つ柳尾選手、なぜ「戦うこと」を選び、今もなお挑戦し続けるのか。試合を目前に控えた今の心境と、これまでの歩み、そして未来への展望を語ってもらいました。

──今の試合に向けた準備やコンディションはどうですか?

「順調ですね。体重はまだあと6キロくらいあるんですけど、全然動けていますし、すごく強い選手と練習できているので、めちゃくちゃ順調です。ここからさらに6キロ絞っていきます。」

──次の対戦相手は、以前戦ったことのある相手だそうですね。

「はい。一昨年の12月に日本タイトルで負けた相手なんです。ちょうど1年ぶりの再戦になるので、本当にリベンジですね。」

──試合への意気込みを教えてください。

「もう、勝つことしかないです。勝つことしか考えていないし、絶対に勝てるような練習をしているので、大丈夫です。リングに上がる時には『絶対に勝てるな』と思えるような、今その準備をしています。」

──ボクシングを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

「実は、自衛隊にいた時なんです。自衛隊って規則正しい生活で、休みも多いし、意外と楽だったんですよ(笑)。でも、そんな毎日の中で『人生つまんないな』って思っちゃって。学生時代もずっとスポーツをやっていたので、また何かに夢中になりたいなと思っていた時に、先輩のボクシングの試合を見に行ったんです。リングの上で輝いて、しかも勝った先輩の姿を見て『これいいな』って思ったのがきっかけですね。」

──本格的に始めたのはおいくつからですか?

「ちゃんと始めたのは24、5歳くらい。全然大人になってからです。最初は『とりあえず試合に出てみたいな』くらいの気持ちだったんですけど、徐々に目標が上がっていきました。」



──自身のセクシュアリティを自覚したのはいつ頃でしたか?

「中学1、2年くらいですね。恋愛を通して『あ、自分は女の子が好きなんだ、周りと違うのかな』ってふわっと感じ始めました。当時はカミングアウトなんて言葉もなかったですけど、ただ『女の子が好き』っていう事実だけを、伝えられる人には伝えていました。」

──トランスジェンダーとして、戸籍変更や治療についてはどう考えていますか?

「大学の頃、戸籍を変えられることや手術のことを知って、当時は『男性になれるんだ』って希望を持てた時期もありました。でも今は、戸籍を変えなくてもいいのかなって思っています。昔は『男だったら格好いいな』っていう憧れが強かったけど、今は『このままでもいいか』って。」

──女子ボクシングという枠組みで戦うことへの葛藤はありますか?

「中身は男だと言っているのに、なんで女子のスポーツをやってるの?って聞かれることもあります。確かにそうだな、って答えに迷うこともありました。でも今は、相手が思うような性別でいいと思っているんです。自分の中で『男・女』っていう概念がなくなってきているので。環境によって人の心は変わるものだし、それでいいのかなって。」

今回のインタビューを通じて、やぎちゃんのような挑戦者が自分らしくいられる場所の重要性が改めて浮き彫りになりました。柳尾選手自身が感じている『CHOICE.』への印象と、これからの活動への期待を語ってもらいました。

「もともとCHOICE.を知ったきっかけは、代表のせなさんにダイレクトメッセージをしたことでした。忙しい中、本当に丁寧にメールを返してくれて。

実際に会って話を聞いてみると、CHOICE.は単なる読み物ではなく、住まいや医療、仕事といった『困りごと』に特化していて、より実用的な情報として差別化できていると感じました。当事者の意思決定支援に特化しているからこそ、単なるニュースではない付加価値がある。そこが信頼できるポイントですね。」


「これからは、静岡で行なったイベントのように、東京や神奈川といった都会だけじゃなく、地方の人も行きやすいようなリアルなイベントや交流の場があったら面白いなと思っています。

自分も将来、性別に関係なく、ホルモン注射をしている人でも誰もがリングに上がって輝けるようなボクシングジムを作りたいという夢があります。

CHOICE.が掲げる『性に囚われず、個性を尊重し合うジェンダーフリーな街づくり』というゴールは、まさに自分が目指す場所とも重なっています 。誰もが自分の『良い選択』に出会えるような、そんな社会のインフラになっていくことを期待しています 。」

──ボクシングを引退した後の「野望」などはありますか?

「自分でフィットネスのボクシングジムをやりたいなと思っています。性別に関係なく、ホルモン注射をしている人でも、誰もがリングに上がって輝けるようなスパーリング大会とか、そういう場所が作れたらいいな、って。」

──最後に、今悩んでいる若い世代の人たちにメッセージをお願いします。

「自分が『こうしたい、こうでありたい』と思うことがあれば、それを貫いてほしいです。周りに何か言われるのが怖ければ、逃げちゃってもいい。自分自身で決断するということが、一番大事なのかなと思います。」


リングの上では「格闘家」としての鋭い眼差しを見せる柳尾選手ですが、インタビュー中は時折柔らかな笑顔を見せ、自身の葛藤さえもフラットに語る姿が印象的でした。柳尾選手が戦う姿は、同じ悩みを持つ人だけでなく、何かに挑戦しようとするすべての人に勇気を与えてくれるはずです!

そんな柳尾選手の熱いリベンジマッチは、まもなく開催!
ぜひ、彼の「生き様」をその目で確かめてください。

【詳細】

📅 試合日:2026年3月12日(木)
📍会場:後楽園ホール
🥊東洋太平洋タイトルマッチ

▼観戦チケットはこちら

【配信もU-NEXTで視聴可能!】

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  • 詳細:https://video.unext.jp/freeword?query=TREASURE+BOXING&lc=LIV0000013087
  • ライブ配信:2026年3月12日(木)17:30 配信開始|17:45 開演予定
  • 見逃し配信:配信準備完了次第〜2026年4月11日(土)23:59まで
  • 配信方式:見放題(U-NEXT月額会員であれば追加料金なく視聴可能)


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